個人英語コーチ佐々木TimのTOEICブログ

TOEIC上げる個人英語コーチです。

速読力の上げ方

どうも、個人英語コーチの佐々木Timです。

TOEICなどの資格試験において
絶対に話題に上がるのが速読力を付けましょうという話です。

結局速く読めって言われても、、、、

なんですよね。

今日は
特にTOEICにおいていかに速く読み終えられるか
にフォーカスしてお話します。


【速読力】

速読力と言っても2種類の意味合いがあります。
アプローチも変わります。

1英文自体を速く読む力
2問題を速く解く力


これはお互いに絡み合っていますが
勉強方法としては微妙に異なってきます。


別々に必要なアプローチを解説してきます。


【1英文自体を速く読む力】

これに関しては逆になぜ英語を読むのは遅くなってしますのか。
を整理しておくとすっきりします。
大前提その文章の単語は知っているものとします。

単語力がなければ話にならない訳ですから
単語学習もノンストップで進めていきましょう。
詳しい学習方法はこちら
https://note.com/toeicoach/n/n6bff2cc14e59


この前提において文章をいかに速く読めるかというのは
語順への慣れがあります。
語順にしっかり慣れれば慣れるほど英文理解のスピードは
速くなります。

この慣れを生むには2種類の練習方法があります。
シャドーイング
2多読

【1-1 シャドーイング

これに関してはまた別記事に詳しいやり方を載せています。
こちら
https://note.com/toeicoach/n/n7f8c223c1f86

この記事にもありますが
必ずSVOCを振ってからシャドーイング
始めましょうとあります。

このように動詞と主語が日本語と英語では全く逆な訳です。
これは第二言語習得論でもはっきりしていることで
特に日本語と英語というのは
違いがはっきりしている言語同士なのです。
(これを専門用語で言語間距離が遠いなどと言います)

結論、SVOCを振った文章で
言えるようになるまでしっかり何度もシャドーイングを繰り返せば
英文の構造に慣れていきますので
英文を理解するスピード自体の向上が見込めます。

 

【1-2 多読】

これに関しても
第二言語習得論でゴリ押しされている学習方法です。
#ゴリ押し

多読というのは文法事項などにこだわらず
とにかく読んで読んで読みまくろうという
練習方法ですね。

多読をする際の教材選びのポイントは以下の3点です
1 見開きでわからない単語が3つ以内
2 1週間以内くらいで読み終わる薄いもの
3 読んでいて楽しいもの

これらのポイントを守りましょう。
特に1番は大切です。

せっかくやしシェークスピアの、、とかいうて
手にとったらもう最後。
3日と続きません。

簡単めの教材で実施するということが
多読を勉強に取り入れる際の1番のポイントになります。

以上のシャドーイングと多読に取り組むことで
英文自体を理解するスピードをあげていくことが可能です。

 

【2問題を速く解く力】

英文を速く読むことができても
問題を解く要領がよくないと試験当日のパフォーマンスは
悪くなってしまいます。

TOEICなどの資格試験での
問題を解くスピードを飛躍的に上げるテクニックとして
よく生徒さんにお伝えしているのが

以下の2つのテクニックです。

スキミング
2スキャニング

 

これら二つのテクニックをうまく使うことで
効率よく、要領よく問題を正解に導くことができます。

また実際のビジネス英語の活用シーン
例えばメールや資料を読む際などもうまく
読んでいかないと時間ばかりかかってしまいます。

ここをTOEICは意識して作られており
この力が高い人は点数が取れるような設計になっているので
この二つのスキルはぜひ体得しましょう。

 

【2-1 スキミング

まずはスキミングとは?

スキミング 文章の大意をざっくり拾うこと。

TOEICの特にPart7のダブルトリプルパッセージでは
文章が2つ、3つとなってくるので
それぞれをスキミングして
どのような関係の文章が並んでいるのかを理解してから
問題に取り掛かることがとても大切になってきます。

スキミングの仕方は簡単です。


スキミングの仕方】

とにかく文の上の方を読んで大意を取る、以上です。
#雑か


そう、最初の方にこれはどういう文章ですとか
どういった情報を載せていますということは
要約的に記すのが文章のルールなんです。

TOEICはキチッとそれを示してくれます。
例えば公式HPの例題をチェックしてみましょう。

スクリーンショット 2021-09-28 16.59.18

 

これを例にスキミングしてみます。

 

 

まずはこの指示文

スクリーンショット 2021-09-28 15.36.26


とこれだけでも

・advertisement
・online shopping cart
・e-mail.


3つの情報が関連して並んでいるんだなと
情報を得ることができました。


一つ目の長文(advertisement)

画像3

マーカーを引いた1文目を理解するだけでも
「家の色を選んであげるよ」っていうSparky Paintsの広告なんだ。
ってことがわかりましたよね。

詳細はまだわかりませんが
とにかくどういった広告なのかという情報は取れました。


次の長文(online shopping cart

画像4

ここは長文ではないですね。
こういった図やフォームの際は”外枠”を整理しておきましょう。
外枠=どんな情報を得ることができるフォーム、図なのか
の整理です。

ここであれば
商品(items)
サイズ
量 (quantity)
料金(price)
お客様の名前 (customer)

など、「このあたりの情報が取れるんだな」ということを整理して
詳細は見ません。次にいきます。
これが”大意を取る”のイメージです。


3つ目の文章(e-mail)

画像5

メールや手紙はマーカーを引いたfrom, to, subjectなどの”誰から誰へ”
必ず先にチェックした上で文章をスキミングします。
最初のマーカー箇所を見ると

「あぁ発注で何かトラブルがあったんだな」と理解できますし
さらに中級者であれば
2つ目の長文のcustomer Arun Phanさんと
3つ目の長文の差出人がArun Phanさんで一致していることから
「2つ目の商品リストの中から何か一致させたりしてくるだろうな」という
予想を立てた上で問題に入ることができます。


これがスキミングの概要です。

このように大筋をとった上で問題に入ることが
TOEICでは必須のスキルとなってきます。


そしてそこで活躍するのが次のスキャニングというスキルです。

 


【2-2 スキャニング】

スキャニング = 必要な情報だけを拾い読みする。


これです。
スキミングとは真逆のスキルとも言えますが
どちらもあってこそ本番に解答時間を短縮することができます。


【スキャニングの仕方】
先ほどスキミングを通して立てた道筋を頭に置いた上で
問題に目を通します。

例)
Which color does Mr. Phan indicate that he likes?
(A) Caspian Blue
(B) Deep Sea Blue
(C) Stormy Blue
(D) Misty Gray                                            参照: TOEIC公式HP           

 

ここで考えるは”キーワード”です。
TOEICの問題には問題文のここを見なさいという
”キーワード”がある訳です、
この問題でいうと、、そう、Sparky Paints 、customers、 advised
あたりが重要ですよね。


そしてお気づきでしょうか。
先ほどスキミングした際にArun Phan さん= customer 
道筋を立てているのでこの辺りも混乱が生じません。

スキミングなしに問題文に入ってしまうと
答えを探す作業とArun Phanって誰?っていう作業が
同時進行することになるので更に難しくなります。


それでは最初に見れば良さそうなのは
メールですよね。
ここから好きそうな色を探せば言い訳です。
そうすると、、、
出ました I had selected color SP944.ありましたね。

この辺りもスキミングで2つ目のフォームには
商品(items)
サイズ
量 (quantity)
料金(price)
お客様の名前 (customer)

の情報が得られるとスキミングしていますから

2つ目の文章のitems欄からSP944
を探すとMisty Grayという表記がいかに簡単に見つけられるでしょうか!


このような情報の統合のスキルを分解したのが
スキミングとスキャニングです。


これをできるかできないかで
解答スピードが全く異なってきます。


もちろん英語自体を速く読む練習が本質的ですが
試験が近づいてきた時にはこちらの情報処理を
速くしていくという練習も取り入れていきましょう。

本日は速読力を構成する要素についてお話しました。


【まとめ】

速読力とは
1英文自体を速く読む力 
    ・シャドーイング
    ・多読   で増強可能
2問題を速く解く力
    ・スキミング
    ・スキャニング   で達成可能


 

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